(1995年/アメリカ)
「常連容疑者」という意味のタイトル、これもどんでん返しで評価の高い映画。脚本はあのアガサ・クリスティの著書を参考にしたとのこと。「情婦」と同じですね。
ジャケットに使われている、背丈を測るバーコードの前に立つデコボコの男たちの様子から、ひょっとしてコメディ的なヒューマンドラマなのかなと思っていたのですが、徹頭徹尾シリアスで息つく隙もないストーリーでした。現実と回想シーンが入り混じるので、そのからくりを把握するまでちょっとしんどかったですが、最後の最後でのどんでん返しでスカッと爽快です。
「あんまりスカッとしすぎて物足りない」という意見もあるようですが、『シャッターアイランド』の時は「どれがほんまか分からんからスカッとしない」という意見も。誰にでも満点をつけてもらえる映画というのはこの世界に存在するのだろうか?映画をめぐる最大のミステリーですな。
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