(2003年/アメリカ)
「【映画】必ず一度は見たほうがいい名作集【サスペンス編】」より。
ケビン・スペイシー主演ということで期待の1本。期待にたがわず131分という時間を忘れさせる映画でした。一言で言えば冤罪というものを世に問う作品なのですが、その問い方が凄まじいです。
刑務所に女性を呼んで秀才の囚人が語りかけるという状況は「羊たちの沈黙」を彷彿とさせますし、ケビン・スペイシーの語ることの回想シーンが映画の軸となっている点は「ユージュアル・サスペクツ」のようです。
いずれにせよ、心の中に何かを抱えたまま妙に無表情に語りかけるデビッド・ゲイルはケビン・スペイシーならではのハマり役です。
なんとも胸に残る一作といえるでしょう。
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