メイズ・ランナー

（2014年／アメリカ）

今回レンタルした作品は重厚な作品が多いので、これはいわば「息抜き」用の一本。予告編を見て面白そうだったので。

巨大な迷路の壁に囲まれた場所で暮らす記憶を失くした少年たち（後でヒロインも送り込まれてきますが）。想像どおりの世界観で「この先どうなるのだろう？」とワクワクします。

でも、結論から言えば迷路にいる半マシーンなエイリアンが怖いだけで、迷路といったってスイスイと出口まで行っちゃうし、出たら集中管理室みたいなところは襲撃を受けたらしく皆殺し状態。なだれ込んできた武装集団にヘリで連れ去られて次の脱出実験へ（待て、次号）・・・という展開。

まぁ最初からシリーズもので、最近「２」が公開されたことは知っていたのでいいんですが、それでもある程度の「スッキリ感」が欲しかったです。これを映画館に見に行ってたらちょっとやりきれない気持ちになったんじゃないでしょうか。主人公たちはどこまで行っても脱出できず、観客は閉塞感を胸に、「続きは来年かよぉ・・・」という。

そういう意味ではちっとも「息抜き」になってないですね、これ。