(1948年/イタリア)
これはずっと昔、学生時代にレンタルで観たことがある作品なのですが、どんな映画だったかさっぱり覚えてなかったので再見。やっぱり全然覚えてませんでした。
たまたま先日観た「無防備都市」と並ぶネオレアリズモ映画の代表作と言われている作品らしいのですが、まぁ社会の底辺を舐めるように撮られた映画ということなのでしょう。
大不況の最中「自転車を持っていること」を条件にやっと仕事を得た主人公が、1日目にして自転車を盗まれて、それを息子と探し回るというストーリー(?)です。
プロットは色々あれど、自転車を求めて社会の底辺を彷徨っているという状況には変わりが無いわけで、観ているこちらも到底晴れ晴れとした気持ちにはなれないのですが、こういう映画が撮られるべくして撮られる時代があった、ということなのでしょう。
愛らしい息子役も含めてキャストが素人というのが驚きでした。
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