(1962年/イギリス)
「ロリータ」という言葉はすっかり普通名詞なっていますが、こんな昔に映画になっていたんですね。しかも監督はあのスタンリー・キューブリック氏。
「ロリータ」&「キューブリック」・・・これは相当ヤバイことになっていそうな・・・ムフフフ。
という予想に反して、全体的に表面を撫でただけのような印象の映画でした。いくらキューブリック監督といえど、この時代にエキセントリックなことは出来なかったんでしょうか。「時計じかけのオレンジ」なんかの振り切れ方からすると同じ監督作品とは思えないですね。
肝心要の主役、スー・リオン嬢もそこまで男性を虜にするような小悪魔的魅力があるでもなく、映画全体の説得力の無さに輪をかけているのかもしれません。
そういえば冒頭のシーンがなんだか「市民ケーン(1941年)」に似ている気がしました。ラストを冒頭に持ってきているところなんかも含めて。
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