(2004年/アメリカ)
トム・クルーズが悪役を演じたことで話題となった(らしい)作品。髪の毛をグレーにした竹内力氏のような感じになってます。
そんな鬼畜暗殺人トムに「コラテラル」(付随)するはめになった可哀そうなタクシードライバーには『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェイミー・フォックス氏。どことなく堅い演技のトム氏に対して、何とも言えない「トホホ感」で観るものを惹きつけます。自然に「この鬼畜野郎を何とかしてくれ」と思わせてくれるんですね。
暗殺とはいいながらも、コソコソするどころか、派手に暴れまくるタイプの仕事人トム。さすがハリウッドのミナミの帝王。豪快です。
終盤、冒頭に乗せた女性検事がターゲットとなる辺りから何だか火曜サスペンス劇場的雰囲気が漂い、ジェイミー・フォックスが船越英一郎氏に見えてきて・・・というのは言い過ぎですが。
結構評価の高い作品のようなのですが、この二人が主演でなければ成り立たないような気もします。もちろんそれも含めての作品なわけですが。
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