(2016年/カナダ)
ブルース・ウィリスちょい役B級シネマシリーズです。
大体シリーズを総じて言えることですが、「一体何のために作られたのか想像もつかない映画」です。
主役の泥棒チームのリーダー氏といい、悪役のブルース・ウィリスといい悪い男のくせに変に女に弱いんですね。なので何をやらせても今一つピリッとしない。「そりゃまぁ、グズグズになるよな」と。
女に弱い泥棒チームのリーダー、といえば我らがルパン三世氏ですが、何かが決定的に違うんですよね。カリスマ性と言っちゃえばそうなんでしょうけれど。次元や五右衛門のようなピリッとした相棒の不在もそうでしょう。
映画のキャッチコピー「宿命の対決が今、始まる―」も実際の対決を観たら悪い冗談にしか思えません。始まりもしないんですから。
というわけで今回も安定のB級感ですが、WikiPediaによると「この映画は多くの批評家から酷評されており、Rotten Tomatoesでは批評家レビューが珍しく0%の支持率を記録している」というんですから筋金入りです。
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