(2012年/アメリカ)
こういう「自分らしくしているだけなのに、どうも他人とぶつかったり誤解されたりして、でもぎりぎり『仕方ないか』くらいで許されている人」って映画に登場しますよね。
本作の主人公フランシスもそんな女性です。ニューヨークでプロのダンサーを目指すも上手くいかない。彼氏とも上手くいかない。同居している女友達とも上手く行かない。
観ているこちらもフランシス嬢の確かにちょっと普通とはズレている言動にモヤモヤしたり、とはいえ別に後ろ指さされるようなこともしていないのに上手く行かない状況にモヤモヤしたり、そもそも「普通」って何だろうとモヤモヤしたり・・・自然に惹き込まれます。
そしてエンディング。ちょっと変わったタイトルの由来が分かってほっこりします。
それにしてもこの主人公って以前観た『レディ・バード』みたいだよな、と調べてみるとなんと本作の主人公フランシスを演じたグレタ・ガーウィグさんが監督!?よっぽどこういうタイプの人物が好きなんですね。ちなみに『レディ・バード』の主人公シアーシャ・ローナン嬢もなかなかにエキセントリックかつ魅力的で、たまたまYouTubeで見たTalking Headsの新曲PVも最高でした!

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