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サスペリア

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(1977年/イタリア)「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチフレーズで一世を風靡した一作。冒頭から空港を出る自動ドアのアップや有名なタクシー内のガラスに映る男の顔(分からんかったけど)、大雨で滝のように流れ込む河の水の映像・・・と恐怖心をあおる演出です。よくよく考えてみると「なんで自動ドアがアップになったんだろう?」ということなんですが。まぁ建物といいライティングといい「赤」「緑」...

マッドマックス

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(1979年/オーストラリア)シリーズ4作目「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が2015年に公開されたり、その第1作目ということで期待大です。で、こういう期待をするとほとんどの確率で肩すかしに合うんですね。何もかもが荒くて、てんでバラバラに作ったシーンを無理矢理くっつけたような違和感があります。衝突シーンの直前にドライバーの目玉が飛び出すアップが挿入されたり、とか。部品と部品をくっつける接着剤...

タロットカード殺人事件

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(2006年/イギリス・アメリカ)ウディ・アレン監督作品。同じスカーレット・ヨハンソンが主演の「マッチポイント」は割とシリアスな雰囲気でしたが、こちらは相方がウディ・アレンその人、ということもあって「しゃべりまくりの1時間半!」という感じのマシンガントークあり、「殺人事件」と云いながらも、のっけからあの世への渡し船に乗った元(?)記者と死神のからみから始まったりと結構適当なストーリー展開、監督節炸...

ロリータ

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(1962年/イギリス)「ロリータ」という言葉はすっかり普通名詞なっていますが、こんな昔に映画になっていたんですね。しかも監督はあのスタンリー・キューブリック氏。「ロリータ」&「キューブリック」・・・これは相当ヤバイことになっていそうな・・・ムフフフ。という予想に反して、全体的に表面を撫でただけのような印象の映画でした。いくらキューブリック監督といえど、この時代にエキセントリックなことは出来なかっ...

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

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(2014年/アメリカ)監督のジョン・ファヴロー氏は人気シリーズ「アイアンマン」の監督でもありますが、今回は監督・脚本・主演までこなしています。実力あるシェフが料理評論家とツイッターでバトルして炎上。フードトラックから出直すというサクセスストーリー。実にストレートなストーリーで、映画を観ながら「もうそろそろ、ちょっとした挫折やトラブルがあったりするんだろうな」と穿った観方をしていたのですが、そんな...

ミッドナイト・イン・パリ

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(2011年/アメリカ)最近ウディ・アレン監督作品を観る機会が多くて、これもその流れで観たのですが、ジャケットを観て「ああ、これかぁ」と。TSUTAYAのレンタルDVDコーナーでも見かけるたびに「ジャケットが良いなぁ」と思っていた作品なのでした。冒頭のパリの風景が延々と流れるシーンが素晴らしいです。芸術の都パリの美しい風景、「雨のパリが良い」というアメリカ人脚本家の主人公役のオーウェン・ウィルソン...

オーシャンと十一人の仲間

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(1960年/アメリカ)これは2001年のリメイク版「オーシャンズ11」の元祖です。dTVの解説によると「ラスベガスを舞台に、第二次大戦生き残りの戦友たちがくりひろげるコメディ・タッチのギャング映画」ということなんですが、ラスベガスといい、アメリカンコメディといい、ギャング映画といい、どの要素も個人的にしっくりこないんですね。そもそもこれ「コメディ・タッチ」なのかな?ちっともクスッと来なかったので...

複製された男

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(2013年/カナダ)随分前に観た映画なのでかなり印象が薄れておりますが・・・。主役(一人二役)のジェイク・ジレンホール氏はあの「ドニー・ダーコ」の主役の少年であり、「ミッション: 8ミニッツ」で無限ループに堕ちる主人公の人です。そういう意味では「何だかよく分からない状況に巻き込まれる」タイプの役ばっかりですね。彼女役のメラニー・ロラン嬢は「グランド・イリュージョン 」や「イングロリアス・バスター...

黄色いリボン

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(1949年/アメリカ)映画のカテゴリーのひとつ「西部劇」、いわば勉強というか「バランスよく色んなものを摂取しないと」という感じで時々観るようにしています。今回はジョン・ウェイン氏主演、「ジョン・フォード監督作品の中の『アパッチ砦』、『リオ・グランデの砦』と並んで「騎兵隊三部作」と評される第2作」(WikiPedia)です。まぁ『リオ・グランデの砦』のときも思いましたが、やっぱり日本人たるもの「西...

ロスト・イン・トランスレーション

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(2003年/アメリカ)監督はあのフランシス・フォード・コッポラ監督(『ゴッドファーザー』シリーズ、『地獄の黙示録』)の娘、ソフィア・コッポラさん。主演はブレーク直前のスカーレット・ヨハンソン嬢、BOSSのCMにおけるトミー・リー・ジョーンズ氏的なとぼけた味わいを感じさせるビル・マーレイさん。『エド・ウッド』にも出ていたようですが、ちっとも気づきませんでした。まぁあの映画は主役のとぼけ方が尋常じゃ...