(2006年/アメリカ)
「面白いサスペンス映画」より。
監督は最近「オールド・ボーイ」のリメイク版を作ったスパイク・リーさん。
冒頭から能書きを並べる知能犯、クライヴ・オーウェンさんは大分前に見た「ゴスフォード・パーク」の賓客付き人の一人であるロバート・パークス役でした。が、あの映画は物凄く登場人物が多かったので全く記憶にございません。それからジョディー・フォスターが弁護士(?)役で出ていますが、「羊たちの沈黙」(1991)から15年、「やっぱり歳をとったよな」という印象です。誰だってみんな歳をとる。
内容は武装した3人組が白昼正面玄関から堂々と銀行に入り人質を多数とって立てこもる。息詰まるような籠城のあと一気に人質を解放。犯人はどこにもおらず、開け放たれた金庫のお金も無事。人質を見せしめに殺したはずが血のりの演技。ライフルはモデルガン。結局何も盗まれず、人質も全員無事。ただ貸金庫の引き出しのひとつの中身を除いては・・・というもの。
細かい説明はなく、前回の「ノーカントリー」同様に「観客の皆さんで色々考えてみて下さい」系映画です。それでも前述のように「銀行強盗が何も取らず、誰も死なず、捕まらず」というルパン三世のような展開は新鮮でした。
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