(2014年/ドイツ・イギリス)
これはずっと前から気になっていたのですが、この度晴れて(?)TSUTAYAの「旧作」に仲間入りとなったのでレンタル。ジュード・ロウやエドワード・ノートンも出ています。
予想では三谷幸喜監督の「有頂天ホテル」のような群像劇かと思っていたのですが(ジャケットも沢山の人物が並んでいるし)、そうではなくて現代の読者が小説家の墓の前で「グランド・ブダペスト・ホテル」という小説を読み、小説家は小説が書かれた経緯(「グランド・ブダペスト・ホテル」の元コンシェルジュの話)を話し、その元コンシェルジュの話がこの映画のメインストーリーとなっています。要するに「入れ子」状態になっているわけですね。
それはさておき、まぁ冒頭から映像がファンタジックで、「グランド・ブダペスト・ホテル」の寂れた時期(小説家が訪れた頃)、そして往時(元コンシェルジュが雇われた当時)にしても、もうカメラアングルから何から「これぞ映画というおとぎ話の映像」という感じでした。でも「おとぎ話」と明快に分かりつつも、映画の世界にぐっと惹きこまれてしまうんですね。
コメディ・ドラマということでシリアスな風を装いながらも気軽に見れて面白ったです。しかし、誰がエドワード・ノートンか観ているときはよく分からなかったです。
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