(2015年/アメリカ)
これはジャケ買い系。シンプルに「さて、どんな『ギフト』なんだろう?」という。
主演でギフトを贈る側のジョエル・エドガートン氏が監督・脚本・製作も兼ねておられます。初監督ということですが、全体に丁寧に作られている感じで良かったです。
演技も「一見気が弱そうだけど、一体何を考えているのか読めない」という雰囲気が上手くて観ていて普通に不安感を煽ってくれます。
ギフトを贈られる方の二人はこちら。奥さんはレベッカ・ホールさん。『プレステージ』の水槽マジックで死んじゃう役でしたっけ?『トランセンデンス』ジョニーデップの奥さん役ですね。
最初は豪邸に引っ越してきた幸せな夫婦という設定なのですが、徐々に実体が分かってくる、という演出が上手いですね。観ている側が「あぁ、実はこうなんだ」と納得しながら自然に感情移入しちゃう。
という風にストーリー展開していって、極めつけのラストの「ギフト」となるわけです。余韻を残す締め方も秀逸です。ジャケ買い系ということであまり期待していなかったのですが、良かったです。
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