(2003年/アメリカ)
サスペンスを見尽くしてしまったので最近はネットで「面白い映画」と検索してヒットする作品を見ておりますが、これはコメディ部門でよく見かける作品。音楽ものということでちょっと気になっていたのです。
というわけでバンド好きの無職男が嘘をついて進学校クラスの臨時担任に、勉強なんて教えられない彼が教えたのは「ロック」でした・・・というストーリー。
ハチャメチャですが、主役のジャック・ブラック氏のオーバーアクト振りや、生徒たちのキラキラとした演技(演奏は彼ら自身がちゃんとやっている)でなかなか面白かったです。
でもコメディ映画って、サスペンスを見尽くしてきた身からすると観終わったあとに一抹の物足りなさを感じるんですね。今一歩映画の世界に入っていけないというような。
サスペンス映画は「観客をいかに引き込んで、引っ張って、最後にひっくり返すか」という作品が多くて、観ている側もそこに(ある意味マゾヒスティックな)快感を覚えているところがあるんですね。コメディ映画だとどうしてもそういう部分で刺激が足りないんでしょう。仕方ないです。
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