(2005年/イギリス)
これはジャケ買いの一本。スカーレット・ヨハンソン嬢がいつも目に付いて仕方なかった、と。
という不純な動機(?)ながら、まさかあのウディ・アレン氏が監督・脚本作品とは。
冒頭から気持ち良いくらいにパッパッと話が進んでいく。あれよあれよという間に、大金持ちの息子のテニスコーチになって、その妹と恋仲になって、大金持ちの息子のフィアンセと出来ちゃって・・・3分クッキングばりの下ごしらえの手際の良さったらありません。
ちなみに大金持ちのフィアンセ役がスカーレット・ヨハンソン嬢、大金持ちの息子の妹役がエミリー・モーティマー嬢、ちょっと精神的に弱い部分が垣間見えるところが父性本能をくすぐるタイプで、あの『シャッター アイランド』のレイチェル役です。
しかしまぁ「このままドロドロ昼ドラみたいに終わったらどうしよう」と思っていましたが、そこはウディ・アレン氏(多分初見だけど)、指輪が河のフェンスに当たってこちらに跳ね返ってくるスローモーションで(冒頭のテニスのネットにボールが当たって真上に上がるスローモーションが伏線となっている)一気に巻き返されました。さぁ勝敗の行方はどちらへ!?
そしてラストも単純に「勝敗」で割り切れない余韻を残すところも心憎いですね。
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