(1999年/アメリカ)
まずはもう、このジャケットのインパクトが凄いんですね。全員が「マルコヴィッチ」。で、この「マルコヴィッチ」、当然想像上の人物かと思いきや、本当にジョン・マルコヴィッチという実在の俳優さんがいて、その本人が本人として映画に出ているのだからさらにビックリ。
最初の操り人形のシーンが印象的です。この人形遣いがジョン・キューザックさんだとは気が付きませんでした。メガネと髪型のせいですね。で、その奥さんが動物を家に飼いまくっているんですが、これがキャメロン・ディアスさんだとは、これも気づきませんでした。髪型のせいですね。
観ているこっちも思わず猫背になっちゃいそうな、天井の低い「7と1/2階」ですとか、「マルコヴィッチの穴」から高速道路脇の草っぱらに放り出されるときの豪快さとか、マルコヴィッチがマルコヴィッチの穴に入っちゃったときのカオスさとか、映像として映画の楽しさが満載です。
「自我とは何ぞや」的なテーマがあるのか、ないのかよく分かりませんが面白かったです。
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