(1997年/アメリカ)
これはTSUTAYAのサスペンスコーナーで借りる3本目として「何か良さそうなのないかなぁ~」と勘でピックアップした作品。
タイトル通り「嘘つきは誰だ?」という内容です。で、結局エリザベスことレニー・ゼルウィガーさんを殺害したのは誰なのかというとイマイチはっきりしないのです。これがネットの解説においてもこの作品の評価を下げている要因です。
でも「藪の中」ではないですが、容疑者を嘘発見器で追い詰めるはずの刑事が、心の奥底くに隠していたはずの嘘を明かされて逆に追い詰められるという構図のこの映画のポイントは「殺人犯は誰なのか」ということではなく、「嘘というものは誰の心の中にも根深く巣食うもので、本当に恐ろしい種類の嘘というのは到底『嘘発見器』なんてオモチャで読み取れるようなものではないのだ」ということなのでしょう。
コメント