(1927年/イギリス)
ヒッチコック監督の初期作品。
無声映画で終始オーケストラ曲が流れ続けます。ときどきテロップが全画面にインサートされます。
階上の下宿人の部屋がガラス張りのように透けて、部屋を徘徊する彼の靴の裏を見上げるという演出には度胆抜かれました。これは実際にガラス張りの部屋を下から撮影した、とのこと。さすがヒッチコック!
下宿人が群衆に追いかけ回されて袋叩きに合うシーンでは、「えーい、ポカポカッ!」という感じが実にのどかで微笑ましかったです。今ならもっとグロい表現になるんでしょうけれど。古き良き時代です。
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