月に囚われた男

（2009年／イギリス）

監督のダンカン・ジョーンズさんはあのデヴィッド・ボウイの御子息とのこと。そういう言われ方がついて回る人生というのもなかなか大変だろうなと思いますが。

月の基地内が『2001年宇宙の旅』の宇宙船内を彷彿とさせます。八角形の通路とか。

HALを連想させるお助けロボットですが、そのコミュニケーションキャラがまさかの「ニコちゃん」マーク。

そしてその声があのケヴィン・スペイシー！！なんて贅沢な。多分そのギャラのせいでキャラクターデザイナーが雇えず、こんなチープなニコちゃんマークにせざるを得なかったと思われます。

内容としては地球の企業と月の基地とのコミュニケーション断絶や瓜二つの自分との探り合いなどサスペンスフルな要素で惹き込まれますが、ネット上でも指摘のあるように最後の「おじいさんとおばあさんは幸せに暮らしましたとさ」的なアナウンスは映画のランクを2段階くらい下げちゃってますね。

これもケヴィン・スペイシーのギャラのせい・・・って関係ないですね。