(1991年/アメリカ)
今回レンタルした5本の大トリがこの「羊たちの沈黙」です。確か昔に深夜放送で見たことがあったはずなのですが、結論からいうと見てなかったかもしれない。全く何も覚えてなかったです。
というわけで、ジョディ・フォスターさんですね。いわゆるアメリカの美人女優なんかとは一線を画した雰囲気と顔立ちを持っておられます。個人的には苦手な部類です。まぁ向こうは全然気にしてないでしょうけれど。
ストーリー的にはどこが山場なのかよく分からない映画でした。最初のレクター博士とクラリスが初めて出会うシーンは物凄い緊張感でしたが、全く別の猟奇的殺人事件が絡んできて、そっちを追いかけたらレクターが逃げ出して(ここが山場だったのかも)、変態犯の家へクラリスが単身で乗り込む場面はまぁ普通のよくあるサスペンスシーンで、「そういえばレクターはどうしたんだろ?」と思ったところで、当の本人からクラリスへ電話が。
よく分からない南米っぽい港町の土っぽい路地が延々と移されるエンドロールは何だか印象的でした。「絶対、このままでは終わらんよね」という感じです。
何はともあれやっぱり、アンソニー・ホプキンスのアカデミー主演男優賞を受賞した怪演に尽きるのかもしれません。まばたきすることなくじっと立っているだけで、こちらが後ずさりしたくなるような居心地の悪さを感じさせます。そういうのってなかなか出せないものなのではないかと思う。
ね?
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