Catch Me If You Can

Cinema

(2002年/アメリカ)

「稀代の嘘つきが出ている映画」の一作。

改めて見てみると、スティーブン・スピルバーグ監督、ディカプリオ&トムハンクス出演という錚々たるメンバーです。

この作品は1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jr氏の自伝小説を元にしたもの。実在の人物なんですね。びっくりです。

スピルバーグ監督の片腕である撮影監督ヤヌス・カミンスキー氏の重厚な画面とディカプリオ氏の相変わらず笑顔の少ない重厚な演技が相俟って、しかしところどころコメディタッチという緩急もあり最後までしっかり魅せられました。

なにしろ途中の嘘つきぶりが凄すぎて、ラストのオチとして使われていた「どうやって弁護士試験をパスしたのか」という件はもうどうでもいいような感じでした。

ディナーの味が濃すぎて、締めのコーヒーの味がまるでしない、というような。まぁそれぐらい濃かったです。さすがです。

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