エージェント:ナイト NY大捜査線

Cinema

(2022年/アメリカ)

「客寄せパンダ:ブルース・ウィリス」シリーズですね。それにしてもこのシリーズ、世に溢れんばかりにあるもんですねぇ。B級映画好きとしては結構楽しみだったりします。

それにしても本作のブルース・ウィリスの茫然自失とした佇まいはこれまでのシリーズでも特筆すべきものがあるよなぁ・・・と思ったら、この「ナイト3部作(本作は2部目)」が失語症や認知症を患ったウィリス俳優引退間際の作品とのこと。そうやって観ると(ストーリーとは関係なく)胸に迫るものがあります。ダイ・ハードなヒーローであっても人はやはり老い衰えていくのだと。

というわけでブルース・ウィリス主演とはいいながらも、主演俳優として機能はもはや望むべくもなく、ストーリーは犯人グループの方にスポットを当てながら進みます。

アメフトのスター選手が故障で引退を余儀なくされて、それでも妻と愛娘は養わないと・・・とはいえ「それは確かに犯罪に手を染めないと仕方ないよね」とはならないわけで、結果どこにも重心が定まらないフワフワした映画となっています。やたらと過去を一瞬フラッシュバックする演出も邪魔でしかないですし。

斯様な3部作が名優ウィリスの花道となったということへの、なんとも言い難い気持ちだけが心に残る作品でした。

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