(1963年/イタリア・フランス)
フェデリコ・フェリーニ監督作品。有名な映画なのでいつか観たいと思いながら、なかなか配信では見かけなかった作品。やっと鑑賞です。
不思議なタイトルはフェリーニ監督単独作で8本目、他の監督と共作が1本あるので2分の1。それ以上の意味はない(WikiPedia)というのが振るってますね。
ストーリーはあってないようなもので、「モテおじ映画監督がスランプでちょー困った」というくらいのもんです。
しかしながらモノクロ画面が隅から隅まで張り詰めたようなビビットさ、カメラが左右にパンニングしながら長廻しで撮る手法(最後の方でNG出したときの場の空気を想像するに胃が痛くなる)、笑っていいのかどうかちょっと判断がつきにくい独特のユーモアなど、テレビの90分ドラマの延長みたいな映画たちとは一線を画してます。
アートな映画が良いとは決して思わないですが、それでも「うわ、なんかやっぱり違うわ」という感覚って新鮮です。
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