シンクロニック

Cinema

(2019年/アメリカ)

黒人と白人の救急隊員コンビ。このところ続く不可思議な現場にはいつも「シンクロニック」というドラッグの袋が。

女好きでなかなか落ち着かない黒人さん。親離れの年頃娘を持つ白人さんはなんとなく奥さんとも上手くいかない。そもそも奥さんを白人さんに紹介した黒人さんは娘さんとも会話して仲を取り持とうとする結構な正義感の持ち主。まぁそもそも救急隊員ですからね。それにしても「やぎさんゆうびん」みたいになってきましたね。

そんなとき体調不良の黒人さんは自らが脳腫瘍で余命僅かと知る一方、こともあろうに白人さん娘が「シンクロニック」服用後失踪。黒人さんはこのドラッグで過去にタイムトラベルできることを突き止める。そして自ら「シンクロニック」服用で何度も過去にタイムトラベルをして、白人さん娘の救出へ向かったが・・・。

ほろ苦いエンディングも相俟ってなかなか良い感じなのですが、どことなくずっとB級感が漂っていて今一つ没入できないんですね。「脳腫瘍があるため、黒人さんの年齢であってもシンクロニックトラベルが可能なのでした」と説明されればされるほど「ふーん」と。白人娘さんのシンクロニックなセンチメンタルジャーニーもいわば自業自得じゃないか、とか。

といいながら、そういうことも含めてB級映画が好きなわけで、楽しめる一本でした。

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