エンド・オブ・ハルマゲドン

Cinema

(2022年/チェコ)

チェコの映画というのも珍しいですね。観ていて違和感はありませんでしたが。

太古の昔、神の争いで敗れ、地獄の奥底に繋がれた堕天使が、バイオテクノロジー企業の体をしたカルト宗教団体の陰謀で復活。神の子を孕まされたヒロインと大天使ミカエルはハルマゲドンを防ぐことができるのか・・・というストーリー。

冒頭の堕天使と大天使の迫力のバトルシーンや舞台を現代に移してからしばらくはサスペンスフルでいい雰囲気だったのですが、カルト宗教団体に「神の子孕ませ候補」4人が監禁されたあたりからテンポがもちゃもちゃしだします。カルト団体のボス、カルト婆さんとのやりとりもキレが悪いし。

終盤近く、神の子が生まれて「血の洗礼」のための大殺戮シーンは急に元気になって生き生きとグロシーンが描かれるのですが、肝心のクライマックスが「え?」という感じで終わっちゃいます。ミカエルさん、その「ポチッとな」みたいなボタンは何???

ラストは少し大きくなった神の子を背後から見つめるカルト婆さん。続編あり?という雰囲気でFin。もちろん続編なんてないわけですが。Fin。

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