ヴァレリアン 千の惑星の救世主

Cinema

(2017年/フランス他)

のっけからCG(って最近は言わないか)全開で、天国のような惑星が他の星の戦争に巻き込まれて滅亡する様が描かれる。

そこに『ハイスクール白書』のオーディションを受けに来たのに間違ってキャスティングされたようなチャラい男女(少佐と軍曹、だと?)が、これまたド派手CGをバックに面倒臭そうに任務をこなす。

CGも最初は綺麗だと観てましたが、すぐに胃もたれしてくる。夜店のカラフルな飴玉をずっと口の中に押し込まれているようなもんです。ちらっと見て通り過ぎるに限る。

フランスのコミックを原作にしているだけに荒唐無稽なのは仕方ないにしても、これはちょっと・・・と思ったら監督はリュック・ベッソン御大!

映画ラストに「父に捧げる」とあったので、ひょっとしたら監督のお子さんが撮ったのかなと思いましたがご本人でした。うーむ。だいたい『フィフス・エレメント』も『LUCY』もいまひとつしっくりこなかったので、相性が良くないのでしょう。

キャストを見てびっくりしたのがイーサン・ホーク氏。え?どこどこ?「客引きジョリー」?そりゃ分からんわ。

もうひとり、ハービー・ハンコック???同姓同名かと思いきや、まさかのご本人。どこどこどこ?「国防大臣」?そりゃせめてピアノでも弾きながら出てきてもらわないと。

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