夏空

Song

曲紹介

弾き語りコーナーの終盤近く、Namiさんより新曲のリクエストがありました。何か作れ、と。

何かと言われても何かネタが欲しい。結果、もらったお題が「入道雲」「引越」。なるほど。

この二つのキーワードを頭に放り込んで、「まだか、まだか」と言われながらもしばらく発酵させて、出来たのがこの曲です。

なんというか、ちょっと大人っぽい感じになったので一時はウーロンさんに歌ってもらおうかという話になりましたが、最終的にはNamiさんに歌ってもらいました。


歌詞

▼夏空
作詞・作曲・編曲:C&P
歌:Nami

熱を帯びた風が吹いて、草の匂い 運んでいく
少し静まる蝉の声 にわかにまた響きだした

軽トラックの荷台の上には
溢れるような荷物とあの人の笑顔

この夏休み 遠い町へ 引っ越すあなた 見送るわたし
遥か山並み そびえる雲 めまいにも似た 立ちのぼる陽炎(かげろう) 

予定よりも少し早く 詰めた荷物 かかるエンジン
あんなに考えてきたのに 何も言葉浮かばないの

もうゆっくりと動き出す車
少し手を上げ「元気でね」とただそれだけ

遠ざかってく 手を振ってる ただ立ちつくし 見送るわたし
立つ砂埃 土の香り 涙にも似た 通り雨の気配

目を凝らしても もう見えない それでもずっと 見送るわたし
遥か山並み そびえる雲 手を伸ばしても 届かない夏空

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