(2022年/イギリス)
1961年にイギリスで実際に起きた美術品盗難事件を基にしたヒューマン・コメディ映画で、『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督の長編遺作とのことです。
出だしから「優しい泥棒」こと、バントンおじいさんには(神経症的な奥さんほどでないにせよ)イライラさせられるのですが、これも映画に惹き込ませるための妙手なんですね。
ストーリーが進むにつれて、奥さんも裁判員も裁判傍聴者もバントンおじいさん寄りになっていく様はあまりに安易にすぎる感じはしますが、まぁ映画ですから固いことを言っても仕方ないですし、それほど説教臭さがないところも好感が持てます。
それにしてもBBCの視聴料云々の件は、我が国の国営放送のことを思わずにはいられませんね。どこの国でも「払う、払わない」みたいなことがあるんだなぁ、と。あ、もちろん当方はバントンおじいさんみたいに「受信器のバネを抜いて映んないから払わない」みたいなことはなく、ちゃんと払ってます。念のため。
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