(1980年/アメリカ)
「いつかは見ないと名作」シリーズ。大体いつもサスペンス映画ばかり見ているので、対極にある「コメディ」はなかなか見る機会がありませんでした。「面白い」という噂は昔から聞いていたのですが、さて。
という前フりを書くのももどかしいくらいに面白かったです。トリプルロック教会(どんな名前だ!?)のジェームスブラウン牧師。もう説教開始時点で迷える客たち(?)をあおっています。ダンスフロアと化した教会でJB節全開!鳥肌がおさまりません。
ダウンタウンの食堂のおばさんはアレサ・フランクリン。バンドに誘われた夫に詰め寄って「Think!」(よく考えなさい!)と指差したところからミュージカルモードスタート!これもすぐさまカウンターに並んでいた女性客3人がバックダンサーになって一緒に旦那に詰め寄る。BBの二人も仕方なそうに一緒に踊る。あげく旦那も申し訳なさそうに一緒に踊る。最高です。
楽器屋の親父はレイチャールズ。どさくさに紛れて楽器を盗もうとする子どもをけん制するために見事な速さで拳銃を撃ちます。この人ほんとにミュージシャン?中古のローズに鳴らない鍵盤があると言われて、「そんなこたぁないだろう?」と試し弾きからやおらミュージックスタート。店の外でも駅のホームでもみんな踊り出す。小さな女の子も白髪の老人も踊る。楽しい!
「謎の女」キャリー・フィッシャー(スターウォーズのレイヤ姫)が突拍子もない方法でBBの命を狙ったり(バズーカ―や爆破装置でアパートを丸ごと爆破)、ショッピングモールをカーチェースで文字通り壊滅状態にさせたり、後半のカーチェースであらぬ数のパトカーをクラッシュさせたり・・・あらためて「アメリカって凄い国だなぁ」と思いました。音楽にせよ、なんにせよ、このスケール感は日本にはないです。ザッツ・エンターティメント!
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