(1948年/イタリア)
これは何で観たんだっけかな?サスペンスかホラーだと思って観始めたんだと思います。
観たあとで気付きましたが、あの『無防備都市』のロベルト・ロッセリーニ監督作品です。これはロッセリーニ監督には珍しい「コメディ」なのだそうですが、これも言われるまで気付きませんでした。
まぁ写真をカメラで写すと、その被写体がその写真のままの姿勢で死んでしまう、という設定は確かに荒唐無稽ではありますが・・・。
冒頭がとても小粋なんですね。「神の手」が海に浮かぶ小島の背景の手前に町を置いて、建物を置いて、登場人物を置いて・・・さぁこれから喜劇の始まり、始まり、と。
でもそのあとのアメリカ人がこの島にホテルを建てにやってきて、そのあと大金持ちのおばちゃんの遺産が町に寄付(?)されることを巡ったすったもんだに嫌気がさしたカメラ屋の主人が神様に授けられた(?)殺人カメラを以て成敗する・・・なんだかよく分からない。
最後に殺人カメラを授けた神様が再びやってきて・・・ちゃんちゃん的なラスト・・・うーむ、コメディなのか?
コメント