断崖

Cinema

(1941年/アメリカ)

これはヒッチコック監督作品ですね。

『汚名』『北北西に進路を取れ』のケーリー・グラント氏がなんともいい加減でナンパな優男役。

そんな男と結婚してしまう妻役は『レベッカ』のジョーン・フォンテイン嬢。モノクロなのに綺麗さが鮮やかに伝わってきます。さすがヒッチコック監督、女優を綺麗に撮らせば右に出るものなしですね。

前半のロマンス部分が長くて、後半の奥さんが旦那に対して疑心暗鬼になっていく流れに乗れませんでした。「遅いんだよ!」という感じで。なのに、あのラスト!「おい、奥さん、本当にそれで良いの?大丈夫?」と。

旦那さんが体調不良の奥さんにミルクを運ぶシーンが有名みたいで、「ミルクの中に電球を仕込んで光らせている」という演出らしいのですが、観ているときは全く気付きませんでした。集中力を欠いていた証拠ですね。

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