(2014年/アメリカ)
今回はGYAO!で視聴。ジャケットの宣伝文句「稀代の推理作家からの挑戦状」というのはエドガー・アラン・ポーのこと。短編小説が原作だそうです。どんでん返し系ということで選んだんですが、なんせ俳優が豪華です。
ヒロインは「モーテル」でヒイヒイ叫びながらも悪者をガンガン倒しちゃうし、「トータル・リコール」でも主人公をグイグイ追いつめる怖い女を演じたケイト・ベッキンセイル嬢。
怪しい精神病院の院長には「十戒」のモーセ役や「ヒューゴの不思議な発明」のベン・キングズレー氏。「シャッター アイランド」では医師役として「この人は良いモノ?悪いモノ?」という本作に通ずるような雰囲気を放ってました。
そして病院の地下牢に幽閉されているのはあのマイケル・ケイン氏。「スルース」「インセプション」「プレステージ」「グランド・イリュージョン」など。イギリスの仲代達矢さんです。
最初からちょっとおかしいな、と思っていたのですがこちらは予想どおりのどんでん返しでした。が、なんとラストでさらなるどんでん返し!これはやられました。
というどんでん返しの面白さもさることながら、精神病院における治療の難しさ、「薬漬けや拷問まがいの強制で治すのか」それとも「異常をそのまま許容するのか」というところから、「そもそも『正常』とは何ぞや」という疑問が出てくるわけで、単なるサスペンスに収まらないテーマを持った映画でした。
もちろん「こっちが正解!」というのはないわけですが。
コメント