トゥルーマン・ショー

Cinema

(1998年/アメリカ)

古い話になりますが、この作品は20年程前に通院していたとき、その待合い室で流れていた映画です。そういう状況のため、いつも途中から見始めて途中で見終えるという「メメント」的鑑賞法でした。

つい最近まですっかり忘れていたのですが、「そういえば空からステージライトが落ちてきて主人公がびっくりする映画があったよな」と。というわけで、長い年月を経て初めから終わりまで通しての鑑賞です。

何はともあれ素晴らしい脚本とジム・キャリー氏のキャラクター、脇を固める俳優たちの演技・・・こんなにも荒唐無稽な内容でありながらも1時間40分、ずっぽしと映画の世界に浸からせていただきました。

荒唐無稽な内容といいつつも、最近のワイドショーでも何か事件があると各局が加害者も被害者も蜂の巣のように攻め立ててあることないことを垂れ流している様は、ほとんどこの映画と変わっていないのでは、と。

芸能人のプライベートスクープなんかも。実際、この映画の製作では、幼少の頃から世界中に注目され続けてきたマイケル・ジャクソンを参考にしたそうです。うーむ。

というわけで最後はこのセリフで。「会えない時のために、『こんにちは』と『こんばんは!』」

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