(2002年/アメリカ)
ジョディ・フォスターのジャケ写を見て、ずっと「ホラー」だと思っていて避けてきた作品。『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー監督とはつゆ知らず。これは期待大です。
まず娘役の子がどうしても男の子に見えて「あれ?女の子だっけ?男の子だっけ?」とLGBTQ的に集中力を欠いてくれるのがクリステン・スチュワート嬢。後に『トワイライト』シリーズで大ブレイクすることになります(未観ですが)。
主役のジョディ・フォスター、撮影当時40歳でご懐妊中。胸元の緩いタンクトップ姿も相俟って実に美麗です。しかしパニック映画のヒロインのタンクトップ率の高さたるや、実にけしからんです。実に・・・。
守りの母娘に対する攻め方はよもやの三バカトリオ。リーダーのチャラ男はリーダーぶるだけで機能せず、プロ風情の覆面男はパニックルームの扉に指を挟まれて悶絶。残るひとりは雪だるま体型の童顔フォレスト・ウィテカー氏!駄目だコリャ。云わばキレンジャー頼みの秘密戦隊、すぐさま怪人に地球征服されちゃいそうです。
映像としてはヒッチコック作品を彷彿とさせるカメラワーク(カメラがズームしながら手すりやケトルの取っ手の間を抜けていく。壁や床を通り抜ける)や階段の上や下から撮るアングルだったりして楽しいのですが、肝心のストーリーはところどころでタガが外れていて(何でジョディフォスターの元旦那があんなおじいちゃん?)少し期待外れ、というか前述の三バカトリオも含めて、わざと外しているとしか思えない。
監督からすれば「コネコネとストーリーを捻りまくったサスペンスなんか撮るつもりはない」ということなのでしょうけれど。
コメント
この映画は見た事があります。CPさんのコメントを見て思い出したのが、侵入者達が弱っちかった事。三馬鹿トリオとは言い得て妙ですね(笑)ジョデイ・フォスターさんの、か弱そうで芯が強い感じの雰囲気がなければ、新手のコメディと思うところでした。
しかしながら、パニック映画のヒロインはタンクトップ率が高いんですか・・・、実にけしからん!
元旦那はボロ雑巾のように扱われるのに、息子のような娘に対しては「床がガラスだらけだ」とわざわざ抱えて歩いたりして、三バカトリオの一貫性の無さたるや、まさに新手のコメディ、大いにサスペンス感を削いでくれてます。
極論すればジョディ女史のタンクトップ姿を鑑賞するための映画、とも云えましょう。全く嘆かわしい!