(1954年/イタリア・フランス)
WikiPediaによると、「ゴダール に“男と女と一台の車とカメラがあれば映画ができる”と言わしめた、ヌーヴェルヴァーグ の原石的傑作とされる」とのことです。
しかし身も蓋もないタイトルですね。
冒頭の車のシーンから冗長気味なカメラワークで何とも先が思いやられたのですが、ヒロイン登場でそんなのことはどうでもよくなりました。モノクロ映画でもビビッドに美しいその人はイングリッド・バーグマン嬢。偶然ですが、この前見た「アフリカの女王」のハンフリー・ボガートと「カサブランカ」で共演してますね。
ナポリの風景は恐らく素晴らしく綺麗なのだと思いますが、モノクロでグルーッとパンして見せられてもあまりこちらに伝わってきません。「どうすればこの美しさをモノクロで捉えられるのだろうか」という心意気のようなものは分かるのですが。
5分前まで「離婚だ!」と言っていた二人が祭り(葬儀?)の喧騒の中で急に「やっぱり愛してる」となっちゃうのがよく理解できませんでした。
いずれにせよ(くどいようですが)イングリッド・バーグマン嬢の美しさに尽きるというところでしょう。
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