(2004年/アメリカ)
dTVの紹介文によると「性格の違う双子の姉妹が、夢を抱いて向かったN.Y.で殺し屋に狙われる。」何だか全く分からないまま鑑賞。
観始めてすぐに「なんだ、この学芸会のノリは」。アメリカンジョーク的締まりの無さと絶え間のないグダグダ感が91分間延々と続きます。
「カット!」の声とともに恐らく静寂に包まれたであろう、パーティールームでのレコーディングという訳の分からないラストシーンのあと、エンドロールのキャスト・スタッフ名を眺めながら、これだけの人たちが揃いも揃ってこの作品を作ったのだ、ということに深い感慨を覚えました。なかなかこんな気持ちになれるものではありません。
と文句ばっかり言ってますが、もし自分で映画を撮ったとしたら多分この作品を超えられないような気もします。本作といわゆるちゃんとした作品との差異を細かく検証すると有意義かもしれません。
ちなみにWikiPediaによると「日本でも公開が予定されていたが、北米での興行が失敗した影響で、日本での公開は中止となった。」さもありなん。「2004年度のアメリカ映画賞、ラジー賞に2部門(最低主演女優賞と最低スクリーンカップル賞)にノミネートされた。」受賞しなかったのが信じられない。
他にどんな作品を撮っているのかと監督のデニー・ゴードン氏をクリックすると「ウィキペディアには現在この名前の項目はありません。『デニー・ゴードン』を作成中」・・・合掌。
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