(2018年/ニュージーランド・アメリカ)
特殊効果のクオリティにストーリーやキャラクターがもうひとつ届かない感じは先般の『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を彷彿とさせます。
どの登場人物も切迫感というか説得力というか「何がどうあろうとこうしなくてはならないのだ!」という感じがしないので、観てて「どうぞお好きに」となっちゃうんですね。
評論家の一致した見解「目を引く特殊効果には事欠かないが、この未来的なファンタジーを十分に映画的に燃焼させるにはハイオクな物語性の燃料が足りない。」(Wikipedia)が言い得て妙です。それにしても、モータル・エンジンだけに「ハイオクが足りない」とは、これ如何に。
父親と主人公への淡い恋心を一度に失ったヒールの娘の気持ちは一体どうしてくれるんだ・・・なんて誰も気にしてないんでしょうね。
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