サイレンシング

Cinema

(2020年/アメリカ・カナダ)

洋画を観ているとときどき「森の中で一人暮らすおじさん」が出てきますが、本作もそんな1本。日本ではちょっとないライフスタイルですね。

元ハンター(?)で今は動物保護地区監視員の主人公は5年前に娘が失踪して酒におぼれ、妻とは離婚、となかなかハード。そんな主人公の周りで女の子を狙った連続殺人が。

事件を追う女性保安官役はどこかで見たことのある感じなのですが、どうやら初見のアナベル・ウォーリス嬢。保安官には素行不良で世話のかかる弟がいて、こちらもそれなりにハード。

そんなこんなで、毛むくじゃらの衣装をまとった弓矢の達人の殺人犯を監視員と保安官を追い詰めたところで事態は意外な方向へ。

という感じでそれなりの緊張感を保ちつつ進むのですが、そのままのテンションで終わっちゃうのでちょっと置いて行かれた感が。

ラスト、娘の失踪時に酒屋で買って、飲むことも捨てることもできなくなったウイスキー(失踪前から酒飲みだったんですね)の瓶を夕暮れの湖畔でじっと眺める主人公。

タイトルの「サイレンシング」(The Silencing)ですが、Wikipediaによると『遺伝子の「スイッチを切る」こと』だそうです。なかなかハードなネタバレタイトルですね。

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