というわけで最近はバンドでスタジオに入る機会が多かったのですが、たまたまそのスタジオが部屋毎に実に多彩なギターアンプを揃えていて、一部屋にマーシャルとLENNYとJC120があったり、VOXの青パネルや赤パネルがあったりしました。
これまでマーシャルとジャズコーラスくらいしか使ったことが無かったですし、当時はZoomのマルチエフェクターで音を作っていたので特にアンプに興味が無かったんですね。昔のバンドが終わる頃に「マーシャルの歪みって気持ちいいなぁ」と気付いたくらいで。
今回は事前にどの部屋に入るかでそこにあるアンプをYouTubeなどで研究して、すぐに音出しできるようにしました。「あぁ、VOXってこんな音なのか」とか「Fenderアンプのルックスは好きだけど、音のキンキンジャリジャリ感が好きじゃないな」とか。
ということをしているうちに、スタジオで色んなアンプをいじるよりも自分のアンプを持ち込んだ方が出る音色も安定するんじゃないか、と思い至ったわけです。というわけで「ギターアンプ比較」というエクセルの表を作ったりしながらYouTubeやらメーカーサイトやら取説PDFを見て、久々に物欲まみれの日々を過ごしました。
直近で入ったスタジオで使ったJC120のコーラスが実に気持ち良くて「やっぱりJCだよな」と。ちょうど手頃なサイズと価格の「JC22」(この中途半端さがまた良い)に決定。次点はVOXの4W(!)アンプ。基本的にVOXの歪みが好みなんですね。グワッと歪ませた音も良いですが、軽く歪ませた音も絶妙な良さです。
というところでよもやのバンド脱退。結局、アンプは不要となりました。が、もう物欲は止められません。
大変前振りが長かったですが、そういうわけで先週の土曜に行ったBOOKOFF SUPER BAZAARにあったVOX PATHFINDER10を2,980円(税込)で購入しました。ちょっと汚れは目立ちますが、なんせルックスが良い!
早速、テレキャスを繋いで鳴らしてみました。ネットで散々調べたとおりにクリーントーンは素直で綺麗ですが、歪みは残念ながらちょっと雑な感じで、独特の粘土のようなキメの細かさに欠けました。
というわけで、ギターではなくてベースを繋いでオーディオインターフェイスのLINEにツッコんでみると、直に繋ぐよりも心なしか太い音で録れるような気がしました。ギターの方はAmplitubeのFenderシリーズを75%OFFにつられて2千円ちょいで購入したので、それでしばらく楽しもうかと。実機よりもプラグインの方が気持ち良い音なんですよね。あぁ、我ながら実に安上がりな物欲ですな。
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