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美しき諍い女

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(1991年/フランス)広大な古城でモデルだった妻と二人暮らしの気難しい老画家の元に訪れた若い画家とその美しい彼女マリアンヌ。彼女をモデルにして、妻では果たせなかった作品『美しき諍い女』の制作に再び取り掛かるのだが・・・というストーリー。マリアンヌ役のエマニュエル・ベアールが気まぐれな猫のようにコケティッシュで魅力的です。そして238分という長尺な作品の多くを全裸で出演していて、日本で公開されたと...

エンド・オブ・ハルマゲドン

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(2022年/チェコ)チェコの映画というのも珍しいですね。観ていて違和感はありませんでしたが。太古の昔、神の争いで敗れ、地獄の奥底に繋がれた堕天使が、バイオテクノロジー企業の体をしたカルト宗教団体の陰謀で復活。神の子を孕まされたヒロインと大天使ミカエルはハルマゲドンを防ぐことができるのか・・・というストーリー。冒頭の堕天使と大天使の迫力のバトルシーンや舞台を現代に移してからしばらくはサスペンスフル...

生きる LIVING

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(2022年/イギリス)黒澤明監督作品『生きる』(1952年)のリメイク作品で、ノーベル賞作家カズオ・イシグロさんが脚本担当。黒澤監督の『生きる』も観たことがないままに鑑賞。主役の老役人はビル・ナイ氏。『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『ラブ・アクチュアリー』でも存在感がありましたが、今回もピシッとした演技が冴えわたってます。映画全体としては~言葉を選ばずに言うならば~いささか説教臭いわ...

8 1/2

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(1963年/イタリア・フランス)フェデリコ・フェリーニ監督作品。有名な映画なのでいつか観たいと思いながら、なかなか配信では見かけなかった作品。やっと鑑賞です。不思議なタイトルはフェリーニ監督単独作で8本目、他の監督と共作が1本あるので2分の1。それ以上の意味はない(WikiPedia)というのが振るってますね。ストーリーはあってないようなもので、「モテおじ映画監督がスランプでちょー困った」という...

ノッティングヒルの恋人

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(1999年/イギリス・アメリカ)ロマンティック・コメディ映画の名作・・・ということでずっと敬遠していた作品です。旅行関係専門書店に入ってきた人気女優。店を出た女優とばったりでくわした店長はあろうことか手に持っていたオレンジジュースをぶっかけてしまう。着替えてもらうためやむなく自宅に招いたところ、あろうことか女優が店長にいきなり接吻。どうです?この展開。そりゃ別にリアリズムがどうとか言うつもりはあ...

トビラ 魔の入り口

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(2018年/アメリカ)「これぞB級ホラー映画!」と大きな声を出したくなるような風格漂う一作です。演技も雰囲気もそれなりにちゃんとしているのですが、掻い摘んで言えば2行くらいで済んじゃいそうなアイデアなんですね。「『子どもをさらう森の扉』の封印を解いてしまったファミリー。その扉にさらわれた息子を取り戻すべく夫婦が悪魔と交わした契約とは」・・・これを1時間半かけて見せようとするから、どうしたって間延...

サイドマン スターを輝かせた男たち

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(2016年/アメリカ)先日の『アイ・アム・ザ・ブルース』に続いてアメリカのブルースミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画。本作はブルースシンガー、マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフの「サイドメン」3人、ピアノのパイントップトップ・パーキースとドラムのウィリー・“ビッグ・アイズ” ・スミス、そしてギターのヒューバート・サムリンが主役です。こちらを先に観ていたらまた印象は違ったと思いますが、...

アイ・アム・ザ・ブルース

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(2018年/アメリカ)アメリカ南部のブルースミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画。というかどう見ても単なる田舎のおじいちゃん・おばあちゃんたちですが、ブルースについて語ったり、ギターやハープ、そして歌を歌いだすと雰囲気が一変します。画面じゅうモーガン・フリーマンだらけと言っても過言ではありません。最後まで観ていると「この人たち俳優では?」思ってしまうくらいです。演奏や歌も格好良い!ラスト近...

ノクターナル・アニマルズ

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(2016年/アメリカ)ギョロ目のジェイク・ジレンホール主演作が続きます。共演は『her/世界でひとつの彼女』『メッセージ』のエイミー・アダムス。のっけからあまりにもふくよかなフルヌードの女性たちがひとりずつ画面いっぱいに体を(文字通り)揺らして踊るシーンに度肝抜かれる。こっちは電車の中で観てるんですけど。そんな演出を手掛けるようなアートギャラリーのオーナーであるエイミーはイケイケ経営者の旦那とも...

ワンダー 君は太陽

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(2017年/アメリカ)だいたい涙もろいので、こういうヒューマンドラマ系は避けて通ってきたのですが、意を決して鑑賞。病気のために顔が変形して生まれたオギーを演ずるジェイコブ君も良いですが、お母さん役ジュリア・ロバーツの疲れたような、でも輝きは失われていないような佇まいもさすがです。お父さん役オーウェン・ウィルソン(『ズーランダー』、『ミッドナイト・イン・パリ』)も、お姉さん、そのお友達の演技も見て...