エンジェルの狂気

Cinema

(2013年/アメリカ)

いつもチョイ役で、しかしながらなんとも言えない存在感を醸し出す童顔俳優フォレスト・ウィテカー氏(「フォーン・ブース」「バンテージ・ポイント」「キリング・ショット」)。本作では堂々主役ということで鑑賞。

そうそう、いつものようにおどおどした挙動が持ち味のウィテカーさん。本作も堂々たるおどおど振り!でも多分「大人しい人がキレると何をするか分からない」ということになるはず・・・という大方の期待を全く裏切らない展開。

母親をひき逃げされた恨み、ということで何ともネチネチとアンソニー・マッキー氏をいたぶる。鉄輪を外すために自分で自分の親指辺りをナタで切り落としちゃうシーン(目を閉じてたので観てないですが)は、まるで「ソウ」のよう。

母親の霊が見えたりするところはホラーなのかもしれませんが、あまりにもはっきり見えているのでまったく怖さはありません。まるで「シックスセンス」のよう。

マッキー氏をいたぶるだけでは気がおさまらず、その奥さんやお兄さんまでさらってきて「さぁ、これでお前の血筋のものは揃った」ってもう何がしたいのか訳がわかりません。

先程のナタといい、ラストの拳銃といい、盛り上がったところで、「はい、道具は置いとくから後は良しなに」的なウィテカー氏の倒錯振りに終始置いてかれっ放しでした。「悪を悪で以て征する」構図って誰にも感情移入できないので困ります。

そもそもウィテカー氏の役名が「エンジェル」っていうところから既にタガが外れていた、とも云えましょう。

コメント