ドーン・オブ・ザ・デッド

Cinema

(2004年/アメリカ)

あの「ゾンビ」(1978年)のリメイク版。といってもオリジナルも観てませんが。オリジナルとの大きな違いはゾンビが「走る」ことだそうで、なるほど、大量のゾンビ達が常時、西宮神社新春福男選び状態です。

オープニングから3分くらいで突然主人公の近所の女の子や噛まれた旦那さんがゾンビになって問答無用で襲い掛かってきます。ホウホウの体で逃げ出した街中もゾンビだらけ。なぜそうなのかという説明もラスト以降どうなるかの説明もありません。

要するに「ホラー」ではなくて「シチュエーションスリラー」な訳です。「そういう状況だったらどうなるか、あるいはどうするか」。

ショッピングセンターでのガードマンチームと主人公チームのやり合い、状況に慣れて待ち状態での平和(?)な時間の過ごし方、噛まれた人がゾンビになっていく過程での悲哀・・・。

主人公のサラ・ポーリーさんがユマ・サーマンさんに若干スカーレット・ヨハンソン嬢を足して二で割ったような感じで抑えた魅力がありました。

エンドロールで流れるメタル曲のギターがディストーション全開で気持ち良いな、と。こんな曲が作りたいものですが似合わないですね、きっと。

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