ブレイクアウト

Cinema

(2011年/アメリカ)

これは何かの映画の「新作情報」で見たんですね。豪邸に住むニコラス・ケイジとニコール・キッドマン夫妻。覆面をした男たちが占拠する。銃を突きつけられて、隠し金庫を開けろと言われたニコラス氏が「・・・断る」。えぇ!?なんでぇ?さすがのニコールさんも「えぇ!?なんでぇ?」という表情。

というわけで、まぁアカデミー賞俳優・女優の競演だし、まぁハズレはないでしょう。

ところが!です。これがもうグダグダで凄いんです。なんせ悪党たちが「さっきふと思い付いてやってきたんではなかろうか」というくらいに無計画で、フリーダムです。最初の内は「15分でずらからないと、捕まる可能性がどんどん高くなる」とかエラそうなことを言いながら「あと3分!」「あと1分」・・・過ぎたら過ぎたで別に何ということもなくずるずると長居し続ける。

あげく仲間割れしてどんどん自滅して、もう何が何だか・・・。でも監督はジョエル・シュマッカーさん。あの「フォーン・ブース」の監督さん。なんでこうなるのでしょうか?映画監督さんって、基本的に物凄く頭が良くて、いつも観客の100mくらい先を行っていると思うのです。なので、このグダグダな悪党たちはもちろん計算ずくで、狙いは「こんなドタバタ劇で、完璧に見えた家族のズレのようなものが明らかになっていく」というところなのかと。

ニコラス氏は実は金が無く(と思いきや、えらいところにヘソクリをしていた)、ニコールさんは浮気疑惑、娘は家を抜け出して浮ついたパーティへ・・・結局戻ってきて、このドタバタに巻き込まれてあげく、悪党のひとりを殺してしまう。さぁ、悪党たちは勝手にやってきて勝手に騒いで勝手に自爆していきましたが、このファミリーにとっての「ブレイクアウト」は実はここから始まるのではないか・・・・・・まぁ考え過ぎですね。

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