(2016年/アメリカ)
ジャケットから「宇宙からのメッセージものだろうな」くらいのノリで鑑賞。
想定どおり、地球の12か所に変な形の宇宙船がやってきて大騒ぎ。目的を確認するためにエイミー・アダムス嬢演ずる言語学者をアメリカ軍大佐が招集する。大佐は丸顔童顔でお馴染みのフォレスト・ウィテカー氏。何だか切迫感に欠けるなぁ。
中空に浮かぶ巨大な黒い漆器のような宇宙船の内部へ定期的に入って、タコ型宇宙人(・・・)とコンタクトする。タコ型だけあって手の先から墨を噴出して円形の文字を描く。
という流れと並行して、エイミー教授が亡くした娘の記憶がときどき挟まれます。
そして最終的には両方の流れが合わさるようにしてメッセージは読み解かれ、エイミー教授はひとつの決断をします・・・ということで、宇宙人が乗り込んできたわりには非常に静かに映画は進んで静かに終わり、静かな余韻を残します。
そんな映画のタイアップ広告として、宇宙船の形がそっくりだという栗山米菓「ばかうけ」とコラボしたのだそうです。来日した監督は「あの宇宙船はこのお菓子を参考にしました」とのサービストーク。コラボポスターには「おかげ様で”ばかうけ”大ヒット!」
・・・でも監督、あの静かな余韻を汚してまで発するメッセージではないと思うのですが。
コメント