クローバーフィールド/HAKAISHA

Cinema

(2008年/アメリカ)

首のない自由の女神のジャケット、全編ハンディカメラの映像ということは知りつつ、ずっと何となく鑑賞せずだった作品。

結論から言うと面白かったです。全編ハンディカメラ映像というアイデアだけで押し切った映画なのかと思いきや、日本の「怪獣文化」へのリスペクトが軸なのだそうで、そういう「一本筋が通った」ところもいいんでしょうね。

あまりに御都合主義なところも数多あれど(さっきまで瀕死だった元カノの全力疾走!)、逆に安心して観ていられます。映画って楽しいなぁ、と。

こういう「リアリティとか整合性とかつまらんことをごちゃごちゃ言うな」という潔い作品をたまに観ると、知らないうちに前かがみだった腰がシャンと伸びて視界が明るくなるような気がします。

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