ジョン・ウィック:パラベラム

Cinema

(2019年/アメリカ)

「荒唐無稽」というラベルを貼ってタイムカプセルに入れて埋めたくなるような『ジョン・ウィック』シリーズ第3弾。ここまでくると、ごちゃごちゃ言わずに見たくなりますね。

満身創痍でニューヨーク中の暗殺者から狙われるジョン・ウィック。もう目をつぶっていても大丈夫なくらいに、危機的状況を切り抜けつつ、モロッコへ飛ぶ。何だかトゥームレイダーみたいな展開になってきました。

モロッコで待っているのは何とハル・ベリー嬢!しかもジョンをボスのところに連れて行って、愛犬の仇討ち(!)で怒涛の銃撃戦をこなして、砂漠の真ん中でジョンを置き去りにして出番終了。ハル嬢、要る?

その後はお待ちかねローレンス・フィッシュバーン御大。組織の裁定人(何だかマトリックスっぽい女の人)の前で大いに息巻くも・・・あれまぁ、吠えるためだけに登場?

日本人っぽい料理人兼暗殺者(BGMの『ニンジャリバンバン』、要る?)がオーラスの敵ですが、その手下2人がジョンを追い詰めながら「ジョン・ウィック、実はお前のファンなんだ」と手を差し伸べてジョンを起き上がらせる。寄りによってこの状況でまさかのカミングアウト!案の定、程なくジョンの手によって昇天。ファン心理って、そんなもんでしょうかね。

そしてラスト、まさかの展開でシリーズは「4」へと。「荒唐無稽」と書かれたロケットに乗せて宇宙の果てに飛ばしてやりたいです。ほんとに。

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