理由なき反抗

（1955年／アメリカ）

『エデンの東』に続いてジェームス・ディーン主演作品。同じ年に公開されただけあって、どっちがどっちか分からなくなるくらい似たタイプの役柄です。どこか愛情に飢えて、それがねじれて人や自分を傷つけてしまう・・・。そんな理由なき反抗青年が父親に向かって「パパ！」はやめて欲しいです。一気に「パパ活」風になっちゃいます（ならないか）。

『ラ・ラ・ランド』に出てきたグリフィス天文台に「おお！」とテンションが上がるも、完全に順序が逆ですね。

ジェームス・ディーン君の演技同様にストーリーもモチャっとしていて、チキンレースで彼氏を失くしたヒロインはあっという間にディーン君に乗り換えるし（彼女のチキンレーステクニックが最高かも）、ラストも何人か人が死んでいるのに「ま、落ち着くところに落ち着いた、ということで」みたいな雰囲気で終わったり（何も解決していないだろうが）・・・まぁ伝説の名作に文句を言うこと自体が「理由なき反抗」として取り下げられちゃうのでしょう。