サイドマン スターを輝かせた男たち

Cinema

(2016年/アメリカ)

先日の『アイ・アム・ザ・ブルース』に続いてアメリカのブルースミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画。

本作はブルースシンガー、マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフの「サイドメン」3人、ピアノのパイントップトップ・パーキースとドラムのウィリー・“ビッグ・アイズ” ・スミス、そしてギターのヒューバート・サムリンが主役です。

こちらを先に観ていたらまた印象は違ったと思いますが、なまじ『アイ・アム・ザ・ブルース』のノーフリルさが強烈だったので、何だか脚色が悪目立ちしてしまいます。過去を振り返るのにアニメーションを使ったり、有名ロックミュージシャンの絵にかいたようなコメント(「もし彼らがいなかったらロックは生まれていなかっただろう」)を貼りまくったり・・・。

音楽のジャンルとして「ブルース」という今となっては決してメインストリームとは言えないカテゴリーの中の、さらにその「サイドメン」たちにスポットを当てた意欲作というのはよく分かるのですが、もうちょっと手垢の付かない見せ方をして欲しかったです。

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