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Cinema

(2005年/アメリカ)

変に朝早く目が覚めてしまったのでAmazonPrimeVideoから適当に選んで鑑賞。「ユアン・マクレガー&ナオミ・ワッツ2大スター共演口外禁止、極限のサイコ・スリラーこの映画には謎がある。」面白そうでしょ?そして面白かったです。

もう最初から最後まで切れ目なく映像が繋がっているので、文字通り目を離す間がありません。今風な演出ですね。監督はマーク・フォースター氏。『007 慰めの報酬』(2008)、『ワールド・ウォーZ』(2013)・・・あの元気溌剌なゾンビ映画かぁ。本作はもっとスタイリッシュな演出です。「謎」の見せ方もスタイリッシュにあざとい。

2大スターのお二人なんですが、先般『J.エドガー』(2011年)で書いたとおり「似顔絵不可」のナオミ・ワッツ嬢に負けず劣らず、ユアン・マクレガー氏の顔もはっきり思い出せない俳優さんです。『トレインスポッティング』(1996年)のいがぐり頭は印象に残っているのですが。

そんな「似顔絵不可」2大スターに加えてもう一人大事な役で出ているのは、どう見ても見覚えのあるライアン・ゴズリング、その人。一筆書きで似顔絵が描けそうです。いまや「3大スター共演」と紹介しないといけない気もしますが、この頃はまだそういう認識がなかったんでしょうね。

相変わらず木人的に無感情な表情がこの役にはまっています。とかく感情を表現したがる俳優が多い中、こういう人が逆に重宝されるのかもしれません。

この3人の演技、監督の演出、敢えてマクレガー氏演ずる精神科医を語り手にしたストーリー運びの妙が相俟って、早朝にもかかわらず眠気抜きでラストまで引っ張られました。ラストはちょっと泣けたりなんかして、お見事でした。

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