誰もがそれを知っている

（2018年／スペイン他）

これはＢＳテレビの映画専門チャンネルの「映画紹介コーナー」で見たことがあって知っていた作品。面白そうだな、と。

『ノーカントリー』（2007年）の滅茶苦茶怖い暗殺者や『悪の法則』（2013年）のハビエル・バルデム氏と『バニラ・スカイ』（2001年）でトム・クルーズと共演してプライベートでは交際、『悪の法則』でハビエル氏と共演してプライベートでは結婚、というペネロペ・クルス嬢。つまり俳優夫婦共演です。

序盤のスペインの村での結婚パーティーの賑やかなこと！そして出てくる女性が皆なペネロペ嬢に見えるくらいに美女揃い。そして美人にありがちですが、どれが誰だか区別がつかないので大変です。

さてそんな結婚パーティーの最中にペネロペ嬢の娘が誘拐されたところから、一気にサスペンスフルな雰囲気に。ペネロペ嬢の焦燥ぶりやハビエル氏のギリギリ感が放つ存在感は流石に引き込まれます。

そんな見ごたえある演技に対して、終盤の展開がなんだか雑で「一体何だったんだ」と。誰もがそれを知っているのかもしれませんが、私は知らない。