エリカ&パトリック事件簿 踊る骸

Cinema

(2013年/スウェーデン・ドイツ)

どう贔屓目にみてもイマイチなタイトルで、全く期待せずに鑑賞。

しかしながら、制作国スウェーデン・ドイツというお国柄もあってか、抑えたトーンで延々と緊張感を保ったままエンディングを迎える、なかなか見応えある作品でした。

夫と生まれたばかりの子どもとともに引っ越ししてきた女性作家のもとに「お前の兄だ」という見知らぬ男が訪ねてくる。というサスペンスフルな出だし。

それが戦争やナチスを背景にした作家の母親のストーリーの伏線となっています。

あんまりにも作家の行く先々で殺人が起こるので、名探偵コナン君における毛利蘭嬢かいなと思えてきたり、ナチスが絡むとどうしても感情移入できない部分もあったりするわけですが、それでも「きちんと重さのある映画を観たな」といえる作品でした。

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